このような方々にご登録いただいています

職業紹介「プラットフォームゆい」を始めて半年が経ちました。

ゆいに登録して下さる求職者の方々のうち、何人かとは私もお会いさせていただきましたが、経歴がユニークな方が多い!と感じています。

障がい者手帳をお持ちの方も多いのですが、長年企業内で専門職として働かれていたり、突出した特技をお持ちだったりするなど、適切な職場に配属することで活き活きと働けそうな方がとても多く在籍していらっしゃいます。

どうしても障がい者と捉えただけで「大変そう」と感じられてしまいがちですが、見た目にはわからないことも多く、少しの配慮で健常者と変わらず働ける方もいらっしゃいます。

また、ゆいと並行して就職活動を行っている方が、別の手段で就職が決まっていくことも多く、キャリア的に申し分ないことも多いです。

ゆいにはホームページ上でご紹介していない登録者の方も多くいらっしゃいます。新規採用を検討していらっしゃる企業様、一度ゆいのお話を聞いてくださいませんか?

「○○な人材が欲しい」というご要望がありましたら、弊社の方で広く探すことも可能です。採用決定するまで利用料はかかりません。求人活動の一環としてゆいのご利用をぜひご検討下さい。

ゆいではご本人が持つユニークな人柄や特徴をもっと伝えたい!もっと知ってほしい!!と思い、一部の方にご協力いただいてインタビューを実施しています。(インタビュー内容は各求職者のページで更新しています)

今日は、インタビューを行い掲載する直前に就職が決まった方のお話を、ご本人の承諾を得て掲載させていただきます。(事務局 鹿内)

 


今回札幌市在住の007さんにお話を伺いました。

Q. 好きなことは何ですか?
A. 動物が大好きです。

「近所のなじみの猫と会うと必ずじゃれ合いつつ話しかけたり、見知らぬ犬でもすれ違う度にアイコンタクトや身振り手振りで挨拶してます。」というくらい動物が大好きだという007さん。

――何か飼っていたりしますか?
「昔は鳥やエキゾチックアニマルを飼っていました。今は独り身の上、就職のための転居も想定しておく必要があるので、ペットは飼いたくても飼えないです。
動物と遊びたくて、ねこカフェやアニマルカフェにも行ってみましたが、動物には残酷な環境だと感じてしまって、お金を払って遊びに行きたいとは思えなくなりました。」

その代わり、水族館や動物園の年間パスを買ってよく出かけているそうです。身近で一番好きな動物は犬。確かな意思の疎通を感じられるところに惹かれるとのこと。

将来の夢はパートナー(人間)と動物に囲まれて暮らすことだとお話されていました。

Q. 最近気になっているニュースはありますか?
A. 札幌でのオリンピックマラソン開催、世界的にはトランプ大統領や金正恩総書記の動向。少しでも疑問や関心を感じると何でも興味を持ちます。

「(ニュースをみて)世界の変化のスピードが凄いなと感じていて…。以前にもまして一層世の中がどんどん変わってきている気がするんですけど、身近な人々を観察していると今も昔も本質は変わっていないのかなと思えるので、なんとか落ち着きを保っている感じです。」

現在は求職中ということもあり、人事や働き方改革に関するトピックも気になっているそう。

「就職事情に関しても、日本は変わらず生きづらいなと感じます。マイノリティ…自分も含めて病気をする人などは、マジョリティ的な生き方にそぐわない感性なり個性を本質的に抱えている気がします。
そういった事情を隠し続けて働くことに限界も感じるようになりました。自分はこれからどうやって生きていこうか、人生哲学に関することには昔から興味が尽きません」

――いろいろなことにご興味がおありなんでしょうね。
「子どもの頃から好奇心旺盛です。ただ、飽きっぽいところもあって、ひとつのことを突き詰めていくというタイプでもなくて。次から次へと知識・経験が深まっていって、できることが増えていくことは楽しいです。」

――なるほど。どっちかというと時代の流れの変化にも強そうにみえますね。
「そうですね。自分もどんどん変わっていく反面、職場や面接となると逆に『素直で従順な当たり障りのない人でいないといけない』…という固定観念に苛まれてしまってどんどん辛くなっていくんです…。
自分の中では”形式よりも実質どうなのか”ということをもっと重視したいのですが。皆で足並みそろえる必要がある部分は当然揃えますけど、業務に関しての個々の振る舞いは可能な限り捗る方法を選べばいいのにと前職でもよく思っていました。」

――お話をきく限り、新しい世界をみているように思います。
「一方で保守的な部分も根強くあって苦しくなることが多いです。自分でも時々気付くんですけど、”こうでなくてはならない””こうあるべき”という勝手な拘りを押し付けて、誰かがそこから逸脱していると一方的に不快に思ってしまうこともあり…別に革新的な人というわけでもないです。
イメージとして新しいもの好きと思われることが多いみたいですが、一方で自分の保守的な部分に足を引っ張られることもあります。自分で気が付いたら変えていこうとはしています。」

Q. 今までの仕事のエピソードを教えてください。
A. 文章で論理を述べることが得意です。

「はじめてアルバイトをした頃から、直接的な仕事の評価じゃないにしても、自分の中で目標を立てて成果を楽しむところがありました。負けず嫌いです。
法律事務所でもよく上司と議論していました。現行法令については勉強中の身の自分の方が詳しかったりもしたので、所長室に行って”さっきのお話ですけど…”ってやってたこともありましたね。
今思うと自己への過信やうぬぼれが根底にあったせいで、独りよがりな頑張りが目立ってた気がします。結果として多大なストレスをいつも一人抱え込んで自滅してしまう…自分の病気の根源というか、大きな反省点の一つで、変えていこうと取り組んでいる点です。
謙虚な意味での『割り切り』もこの先の自分にはとても大事になってくると思います。」

ご自身のことをとても冷静に振り返られていた007さん。
今までの仕事に対するスタンスとこれからどうしたら良いのか、日々振り返り・見つめていらっしゃるようでした。
言葉の端々に、仕事にやりがいを感じて、業務に必死に打ち込まれた姿を感じられました。

また、ゆいのインタビューはいつもご本人にも確認いただいて一緒に創り上げていますが、007さんの文章校正校閲スキルがとても高く感じられたことをこちらで併せてお知らせさせていただきます。

007さん、貴重なお話をありがとうございました!

インタビュアー・文責;鹿内(弘)

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